みなさんこんばんは。
理系夫です。
前回に引き続き、値引き交渉について記載していきたいと思います。
今回は土地もメーカーに依頼する場合の値引き交渉についてです。
前回の記事をお読みでない方は合わせてお読みいただけますと幸いです。
値引き交渉しやすい時期
さて、値引き交渉について記載する前に、前回お伝えするのを忘れていた値引き交渉しやすい時期について書いていこうと思います。
まず、良く知られているのは決算時期ですね。
営業マンにしてみても、決算月だからということで会社からも簡単に値引きの許可が下りるため、比較的簡単に大きな値引きを引き出すことが出来ます。
それと合わせて、年度末キャンペーンなども行われているのでお得に契約することが出来ます。
なので、やはり契約するなら9月や3月などの決算月を狙うのが良いでしょう。
次に狙い目なのは4月や10月といった決算月の直後です。
上記のように決算月の3月や9月がお得なので、ほとんどの案件はそこで契約が済んでしまいます。
そうすると、4月や10月には手元に残っている案件がほとんどなく、契約件数が落ちてしまいます。
それでも営業マンの方には月ごとにノルマがありますので、4月や10月に契約してくれそうな場合、頑張って値引きを勝ち取ってくれる場合もあります。
ただ決算月ではないので、会社も簡単には許可を出してくれないようで、営業さんの力量に大きく左右される可能性もあります。
それでも他の月に契約するよりは狙い目と言えるでしょう。
住まいの話なので、なかなかその時期を狙っていくというのは難しいかもしれませんが、もし時期的な余裕があるのであれば狙っていくと思った以上の値引きを獲得できるかもしれませんね。
土地と建物をメーカーに依頼する場合の値引き交渉
さて、それでは本日のメインのお題に移っていきましょう。
ほとんどの方が、この土地と建物をメーカーに依頼する場合という条件に当てはまると思うのですが、このケースは値引き交渉がなかなか難しいです。
というのも、土地をメーカーにお願いする場合は建築条件付きという場合がほとんどで、他メーカーと同じ土地でプランを比較するということが出来ないからです。
さらに言うと、メーカーによってばらつきはありますが、希望する土地が見つかったとして、土地を押さえておけるのは10日~14日程度くらいです。
他に希望している人が出てこなければ延長できるのでしょうが、押さえていた土地が人気が出そうな物件だった場合、その10日~14日の間に他社との比較をして決めなければその土地を諦めることになります。
このように、時間の制約と純粋な条件の比較が出来ないというのが非常に厄介な点になってきます。
しかもほとんどのメーカーが、対象となる土地が決まらないと間取りプランや見積もりを出してくれません。
まあ、間取りプランや見積もりは土地の形状などによって大きく変わるので、適当に出してもらっても意味がないのですが・・・
ではどうすればよいのか?
それは・・・
・・・
・・
・
一条工務店に見積もりを依頼する!!
・・・
・・
・
( ゚Д゚)ハァ?と思ったそこのあなた!
ちょっと待ってください。
マジなんです。
一条工務店は坪単価で完全に価格が決まっており、間取りのプランを変えようが坪数が変わらない限り金額が変化しません。
バルコニーや吹き抜け・屋上についても坪半値と決まっており、金額の透明性が極めて高いです。
また、オプション金額についても冊子にまとまっており、その気になれば自分で見積もり金額が出せる程です。
そのため、一条工務店に限って言えば、土地が決まっていなくても見積もり金額が確定するのです。
そして、一条工務店は値引きは一切しないと決まっているので、最初からベストプライスの見積もりを出してくれます。
なので、一条工務店の見積もりをベースに他メーカーと交渉するというのが有効です。
ただ、最近一条工務店も坪単価がハイペースで上がってきており、そこまで安くはないですが・・・
ちなみに、この戦法を使う上で注意しなければならないのは、本当は興味なくても一条工務店の特徴をしっかりと勉強しておかなければならないということです。
他メーカーを引き合いに出す時も当然そうなのですが、営業マンは引き合いに出されたメーカーの悪い点を指摘してきます。
そこで、反論できずに「そうなのかぁ」となってしまうと競合相手として意味がなくなってしまうので、ちゃんと「それについてはこういう理由で大丈夫だと言っていた」と反論できるようにしておいてください。
基本的に一条工務店が他メーカーに極端に劣っている部分はないはずです。
おそらく内装を選べないことと土地の所有数が少ないという部分くらいでしょう。
そこについても、内装の選択肢は少ないが、結構良いものを使用しているので気に入っているとか、土地については時間がかかっても頑張って探す気でいるなどとかわしていきましょう。
なんか一条工務店の回し者みたいな記事になってきてしまいましたね(笑
念のため言っておきますが、セキスイハイムで建てることにしましたので一条工務店の回し者ではないですし、お金をもらっているわけでもないですので(笑
というわけで、一条工務店の見積もりをゲットしたら、お目当てのメーカーさんに乗り込みましょう。
ちなみに、そのまま一条工務店さんで建ててしまってもOKですよ(笑
さあ、ここからが交渉スタートです。
お目当てのメーカーさんと一条工務店の見積もりがどのくらい差額があるかを伝えましょう。
この時、あまり金額を盛り過ぎるのはやめましょう。
嘘だと見抜かれたり、諦められたりする可能性がありますので。
そして、こちらで建てたいと思っているが、一条工務店も良さそうで金額が安いので迷っている。金額が納得できればこちらで建てようと思っているので頑張って欲しいと言いましょう。
これは、値引き交渉では営業さんとの信頼関係も重要になってくるからです。
営業さんも人間ですので、高圧的に値引きを要求されるよりも、こちらで建てたいので頑張って欲しいと応援するように依頼された方がやる気になってくれます。
値引き交渉では、営業さんは敵ではなく味方なのです。
それをお忘れなく。
そうこうしているうちに営業さんが頑張って値引き金額を持ってきてくれると思いますが、持ってこられた金額でそのままサインするのはNGです。
(比較に持って行った見積もりと同等以上に下げられてしまったらやむを得ない場合もありますが・・・)
1回の交渉で限界まで下げてくれることはほとんどないと考えていいでしょう。
基本的にはまだ下げ代がありますので、一旦持ち帰って考えるといってその場は引きましょう。
時間的に余裕があるのであれば、もう2,3回打合せの場で交渉をしましょう。
その時に、今日決めてもらえるならこれだけ引けますなどとあちらから言われてもサインしないことが重要です。
サインするのは本当に最後の最後です。
契約書へのサインはこちら側の切り札ですので、最後まで持っておかなければなりません。
また打合せを重ねる中で、あちらからこの項目はいらないと思うので削除すれば金額が下がりますと言われても削除してはいけません。
当然こちらからこれはいらないからというのも不要です。
契約後にプラン変更を控えていますので、ほぼ確実に値上がりすることが予想されます。
その時になってこれは不要だから外してくれと言って金額調整をするために取っておきましょう。
さて、いろいろ交渉し土地の仮押さえの期限が迫ってきて、結論を出さなければならない時が最後の交渉のチャンスです。
これだけ引いてくれれば今日サインしてもいいと伝えましょう。
この時、出来れば次点のメーカーを持っていると、交渉が決裂してもいいやという気持ちで強気に交渉できます。
ここで持ってきてくれた金額がほぼベストプライスに近いと思いますので、納得できれば契約、できなければ他メーカーを検討しに行きましょう。
ちなみに、持ってきてくれた金額が要求金額に満たない場合、2時間ほど時間をくださいと言って一度持ち帰りの意向を示すのも有りです。
そこでさらに頑張ってくれる営業さんもいますので。
正直、性能・設備で言えばほぼ同等で、外観等では一条工務店、土地でセキスイハイムという状態でした。
なので、金額が合わないのであれば一条工務店でもいいかという気持ちで交渉に臨みました。
その状態を正直に営業さんに伝え、一条工務店と同等まで下げるのは無理だろうから、もしここまで頑張ってくれるのであれば今日サインしても良いと伝えました。
この時は絶対に無理だろうなと思って言ったみたのですが、結局営業さんが頑張ってくれて契約するに至りました。
値引き金額については他言しないという約束をしたので言えませんが、一般的には200~300万程度は引いてくれるようです。
皆さんも良い交渉をして納得できる金額を勝ち取れることを祈っております。
だいぶ長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
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よろしくお願いいたします。