みなさんこんばんは。
理系夫です。
以前の記事でZEHや補助金について説明させてもらいましたが、今回はZEH申請にあたって施主にどんな制約がかかるのかについて書かせていただきます。
前回記事についてはこちらを参照ください。
ZEHのメリット
まずは前回のおさらいも含みますが、ZEHにするメリットをまとめてみました。
ZEHのメリットは以下の3つです。
1.補助金が貰える
2.家のランニングコストが下がる
3.健康に暮らすことが出来る
まず補助金についてですが、通常のZEHで70万円、超ZEHで115万円が貰えちゃいます。
また、ZEHにするということは、光熱費が0円以下になるということですので、生活する上での月々のランニングコストがZEHにしない場合に比べて下がります。
さらに、家の中での温度差が少なくなるので、最近よく聞く寒暖差によるヒートショックも抑えられ、健康に快適に暮らすことが出来ます。
このように、いろいろなメリットがあるZEHなんですが、実は施主への制約が結構厳しいんです。
ZEHについて説明しているサイトはかなりありますが、施主への制約について記載しているところは少ないですよね。
今回は、実際にZEH申請した経験をもとに、施主にかかる制約について述べさせていただきます。
ZEH申請するときの施主への制約
それでは、ZEH申請する場合の制約について見ていきましょう。
施主にかかる制約は以下の通りです。
1.照明は全てLEDにすること
2.空調設備や水栓はエコ仕様にすること
3.断熱性能を上げること
4.間取り変更はできなくなる
5.施主支給がほぼ出来ない(ハイムだけ?)
6.工期が延びる(可能性がある)
1~3.設備や性能について
そもそもZEHの補助金というのは、性能の良い住宅を作る場合、通常よりも価格が高くなるのでその分を国が補填しますよというものです。
なので1~3にあるように、照明・空調・水栓などは当然エコ仕様のものが求められますし、家の断熱性能も通常より高いものが求められます。
一条工務店などで建てる場合は、断熱性能は標準でクリアしているので価格アップはありませんが、他のハウスメーカーや地方の工務店で建てる場合は価格アップがある場合がありますので注意が必要です。
かく言う我が家も、セキスイハイムで建てるわけですが、やはり断熱性能を上げるために少し価格アップがありました。
(契約前は、標準でZEHはクリアしてますので、申請する際にも価格アップはありません!とか言ってたんですけどね~w)
4.間取り変更不可
次は間取り変更ができなくなる件についてです。
ZEHは、国にこういう性能の家を建てます!という申請をしてから建てることになります。
その際に、外皮計算というものをするのですが、この外皮計算には建物内の壁なんかも含まれてきます。
なので、間取りを変更すると外皮計算がやり直しになっていしまうため、申請した後には間取りの変更等が出来なくなってしまうのです。
厳密に言うと、変更申請を提出すれば変更できなくはないのですが、大変な手間がかかるため、メーカー側は難色を示すでしょう。
間取りや内装など、全てきっちり決めて、最終確認が終わってから申請が出せればよいのですが、申請には期限がありますのでなかなかそういうわけにはいきません。
間取り変更できないというのはかなりの制約になるので、ZEH申請するか検討する際にはよく考えた方が良いでしょう。
5.施主支給はほぼ出来ない(ハイムだけかも?)
これはハイムだけかもしれませんが、ZEH申請をする場合施主支給がほとんどできません。
ZEH申請をすると(長期優良住宅の申請も同じ)完成時にお役所による完成検査が行われるようです。
当然この完成検査の際には全てのものが付いていなければなりません。
例えば、シーリングライトは後から自分でつけるから、プラグだけつけといて~というのはNGです。
じゃあ、施主支給品を渡すから、施工時に付けといてよとなるわけですが、実はハイムではこれが出来ませんでした。
他のメーカーさんでは出来るのかもしれませんが、事前に確認しておくことをおススメいたします。
ちなみに理由はというと、瑕疵や盗難等があった場合責任を取れないからというもっともらしいことを言っていました。
なので、施主支給の場合は引渡し後に設置してくださいと言っておきながら、上で書いたようにZEH申請や長期優良住宅申請の際には引渡し前には完全な状態にしておかなければならないということは・・・
つ・ま・り・・・
施主支給は不可能!!
全てハイムを通して手配してくださいね♪ ということでした。
これを聞いたときは、温厚で知られる理系夫もさすがにブチ切れそうになりましたね(笑
というわけで、無駄に高いものを入れさせられることになりました・・・
ハイムだけかもしれませんが、念のため確認しておいた方がいいですよ!!
6.工期が延びる(可能性がある)
最後は工期についてです。
これについては理由は簡単で、申請が通るまでは着工してはいけないという決まりがあるからです。
なので、完成を急がれている方はZEHは諦める必要があるかもしれません。
ハイムの営業さんが1ヵ月くらいで許可が下りると思いますよ~と言っていたんですが、この前状況を聞いてみると、5/28に申請出した方もまだ許可が下りてないとのことでした。
うちはそれより少し遅かったので、さらに遅れるかもしれないです。
最初はすごい急かされたのに、だいぶ余裕が出来たものです(笑
最初の日程に興味がある方は下記の記事を覗いて見てくださいね。
まとめ
さて、ZEHの制約について色々と書いてきましたが、それでも補助金は魅力的だから申請したい!という方は、まずは以下のようなサイトでZEHビルダーを探すと良いでしょう。
何故なら、ZEHの申請はどのメーカーでも可能なわけではなく、ZEHビルダーに認定されてるメーカーからしか出来ないからです。
ZEHに興味がある方は下記の記事も併せて読んでみてくださいね。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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